小話

ソフトウェアとは何か?

昨今、ソフトウェアの需要はますます高まっており、IT人材は2030年には最大で79万人不足すると経済産業省が発表しています。
では、なぜそれほどまでにソフトウェアが重要なのか?皆さんはご存じでしょうか?

企業の目的

企業の目的が「利益を上げること」である以上、そこには必ず、売り上げの管理など必須となる作業が存在します。
従業員を雇えば、勤怠管理、給与管理などが必要になります。
今どき、それらを全て手作業で行う人は、ほとんどいません。会計ソフトや給与ソフトなどはもはや必須と言えるでしょう。

商品として - 1

商品そのものにもソフトウェアは欠かせません。
身の回りのものを見渡してください。電気で動作するものには、ほとんどソフトウェアが使われています。
パソコンやスマホなんてのは当たり前ですが、家電製品にも使われています。
日本人の主食であるお米、お米をおいしく炊くには「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
最近の炊飯器はボタン一つ押したら、それだけで炊けちゃいますね。
「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」は、もう昔の話なんでしょうか?いえいえ、おいしいお米の炊き方は今も昔も変わりません。
人間の代わりにそれをやってくれているのがソフトウェアなんです。

商品として - 2

もう一つ、興味深い例を紹介します。
自動車にもソフトウェアは使われています。カーナビ、エアコンなんてのは分かりやすいところですが、意外なところ...
例えば、自動車の燃費を上げるにもソフトウェアが必須なんです。
ガソリン車であれば、状況(現在の車速、路面状態、アクセルの踏み込みなど)に応じて、燃費がもっとも良くなる条件(燃料と空気の混合比、圧縮率、点火タイミングなど...)は刻々と変わります。
ハイブリッド車であれば、どのタイミングでエンジンを使用し、モーターを使用するかの条件が刻々と変わります。
それらを自動調整するのがソフトウェアの役目です。

まとめ

その他にも、車の自動運転、荷物の自動仕分け(郵便局や宅配業者)、気候のシミュレーション、...などなど
最近、話題のAIなんてのもソフトウェアの一種です。
車の自動運転にAIを組み合わせれば、「名古屋駅までよろしく」で連れて行ってくれるし、着いたら「夕飯が食べたい」で適当に見繕って連れて行ってくれます。
書き出すときりがないので、このぐらいにしておきますが、そのぐらい当たり前にそこら中にソフトウェアは存在しているということです。
これから先もソフトウェアの需要は増す一方です。
みんなで、ソフトウェア立国・日本を目指しましょう(^^)